1 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2022/09/25(日) 22:38:17.136 ID:kq1V2OXf0
俺の両親は「成功する方法」がわからない人間だった
口を開けば勉強しろっていう癖に、何のために勉強させたいのかを上手く答えられなかった
適当に勉強して、中の下くらいの成績で中の下くらいの企業に入って、なんとなくやりがいもなく仕事して、お互い恋愛経験もないまま見合い結婚をした二人だったんだろう
幼い俺は当然そんなことに気づかない
受動的に最低限の勉強さえしておけば、そこそこの企業に入って、普通の恋愛結婚をするんだろうと思っていた
そんなだから俺は勉強する意味なんてあんまり感じられなかった
たまたま推薦で上振れした大学に入って、就職活動でようやく周囲との差や意識の違いに気がついた
そして自分は世間様的には中の下くらいの存在で、中でも秀でたパラメーターが何一つなくて、そういった人間はまともな企業にも入れないし恋愛面でも不利に働くということをようやく痛感した
一時はブラック企業に入ったが、そこから色々考えや出会いがあって、今はネット社会化で生まれた隙間産業で急成長しているベンチャーに入って、そこでそれなりには上手くやってる
そこで視野が広がったからこそ、前の企業が負のサイクルに陥っていてロクな企画が出る態勢や環境じゃなく、会社として既に死んでいて社員を絞ることでしか利益を上げられないゾンビ企業なんだということにも気がついた
でもそういう気づきや出会いがなかったら、一日残業数時間でほぼ最低賃金でやり甲斐もないまま大人の四十年間を無意味に過ごすような、そんなしょうもない人生を送っていたと思う
親の思想は子にも継がれる
大きな成功体験のない人生を送った両親を持つ子の大半は、残念ながら同じく成功体験のない搾取されるだけの無味乾燥な人生を送る