FlexOSという名称で最も一般的に言及されるのはChromeOS Flexです。ここでは、ChromeOS Flexの主な欠点について解説します。
💻 ChromeOS Flexの主な欠点
ChromeOS Flexは古いPCを再利用するのに役立つOSですが、いくつかの制約があります。
* Androidアプリが利用できない
* 新品のChromebookとは異なり、Google Playストアに非対応のため、Androidアプリは一切使用できません。WebブラウザベースのサービスやPWA（Progressive Web App）を利用する必要があります。
* ハードウェアの非互換性
* 特定のハードウェア用のドライバがないため、Wi-Fi、Webカメラ、指紋認証などの機能が正常に動作しない場合があります。特に公式サポートリスト外の機種やSIMカードスロット搭載モデルでは、動作確認が必要です。
* 元のOSへの復元が困難
* FlexOSのインストール作業は基本的に後戻りができません。元のWindowsやmacOSに戻すには、リカバリメディアなどが必要になり、手間がかかります。
* ローカルアプリケーションの制限
* Microsoft OfficeやAdobe製品など、Windows/macOS用のインストール型ソフトウェアは使用できません。これらの機能が必要な場合は、Web版や代替のクラウドサービスへの移行が必須です（例：OfficeはMicrosoft 365のWeb版を利用）。
* 日本語入力の初期設定が必要
* インストール直後は日本語入力が行えないため、キーボード設定などで手動の初期設定が必要になる場合があります。
💡 ポイント
インストール前に**USBメモリから「お試し起動」**を行い、主要な機能（Wi-Fi、タッチパッドなど）が正常に動作するかどうかを確認することが強く推奨されます。
