部下の消防職員の男性に下半身の露出を要求するパワハラ行為をしたとして、群馬県高崎市等広域消防局は30日、高崎北消防署の男性分署長(54)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。
監督責任を問い、井草明仁局長ら5人も文書による訓告処分とした。パワハラに対する懲戒処分は同局では初めて。
同局によると、分署長は平成28年、職場の食堂で40代の部下の男性職員を指導していた際、「男を見せてみろ」などと発言、下半身を露出させた。それ以前にも、別の署で署長補佐を務めていたころ、20代の男性職員に同様の要求をしたという。
今月1日に高崎市の富岡賢治市長あてに投書があったことから明らかになった。分署長は日頃から指導時間が長すぎることで知られていたという。
同局はパワハラ対策として、昨年11月に相談窓口を設置したほか、今年1月に撲滅会議を開くなど本腰を入れ始めたばかりだった。
部下の男性に下半身露出を要求「男を見せろ」 パワハラの分署長を減給処分 高崎北消防署 – 産経ニュース (sankei.com)