1位ジンバブエ
2位ベネズエラ
3位シリア
4位レバノン
5位スーダン
6位アルゼンチン
7位イエメン
8位ウクライナ
9位キューバ
10位トルコ
ジンバブエ、ベネズエラ、シリア、レバノン、スーダン、アルゼンチン、イエメン、ウクライナ、キューバ、トルコ、スリランカ、ハイチ、アンゴラ、トンガ、ガーナが世界で最も悲惨な15カ国である。
ジンバブエが今年、「世界で最も悲惨な国」に選ばれた。1980年に始まったロバート・ムガベ、そしてその後継者であるエマーソン・ムナンガグワの治世以来、政党ZANU-PFはジンバブエの政治を鉄のように握ってきた。実際、ZANU-PFは政党というより政治マフィアのような存在だ。その政策は大規模な不幸をもたらした。例えば、ムガベの時代からジンバブエは風土病のようなインフレに見舞われ、その中にはインフレ率(HAMIの構成要素)が月50%を30日以上超えたハイパーインフレも2度あった。昨年のインフレ率は243.8%で、貸出金利は131.8%だった。選挙を間近に控え、ネルソン・チャミサと彼の率いる変革のための市民連合は好調で、ジンバブエで公正で自由な選挙が行われるという前提に立てば、彼はジンバブエをどん底から救い出すかもしれない。
チャベス政権(2002〜2013年)とマドゥロ政権(2013年〜現在)のベネズエラは、ジンバブエと同様の問題に直面している。3月、マドゥロは就任10周年を迎えたが、ベネズエラの悲惨指数は地球上のどの国よりも2番目に高い。 ジンバブエの経験と同様に、ベネズエラもマドゥロの治世下で2度のハイパーインフレに見舞われている。2013年にマドゥロが政権に就いて以来、国営石油会社PDVSAの石油生産量は76%も減少した。2015年以降、700万人以上のベネズエラ人が祖国を脱出したのも不思議ではない。彼らは悲惨だ。
シリアは、驚くなかれ、最も悲惨な国の上位にランクインしている。12年以上も内戦に巻き込まれている国が幸福感に欠けるのは当然だろう。ベネズエラやジンバブエが内戦を経ずにシリアより悪いスコアを出しているという事実は、彼らの経済的失政を物語っている。
引用元:Hanke’s 2022 Misery Index: ZImbabwe, Venezuela Top List | National Review