「燃える!お兄さん」職業差別事件の詳細と改変コピペ

『燃える!お兄さん』職業差別事件とは?

1990年第45号の「燃える!お兄さん」(佐藤正)が問題となった事件。

主人公国宝憲一の担任教諭、早見姿郎が仕事上の失敗から担任を外され同校の用務員をすることになり、それに対して憲一が「先生ではなく用務員になったのだから何をしても構わない」という理屈の元に、「ただの働くおっさん」「先生じゃなきゃタダの人だからなにをいってもかまわない」「バカ職員」などと侮辱し、その用務員の早見にやりたい放題し、さらにその用務員が過激な方法で反撃するという内容だった(結局、憲一が用務員にこき使われる立場のオチで終わる)。

この号が発売された直後、用務員が加入する労働組合(主に自治労)や読者から「用務員を馬鹿にしている」などの抗議が殺到した。自治労大阪府本部が「学校用務員に対し、本コミックは全編において用務員の仕事と存在を否定しており、全国の用務員及びその家族に侮辱を与えている」と抗議し、

この作品に対する社の見解の提示
当該号の回収
誌上での謝罪及び全国紙五紙への謝罪広告の掲載
連載の中止
社の人権・差別問題への認識、取り組みについて明らかにする
の5項目を要求。自治労本部、大阪府本部の現場指導者8名、出版社側5名で確認会の場が設けられ、比較的冷静に会は進行するも途中、日教組が抗議に加わり、さらに東京法務局人権擁護部からの事情聴取、マスコミの取材攻勢が続いたため、事態を重く見た本誌編集部側は幾度かの協議の結果、

正式文書による謝罪
謝罪文の本誌掲載と回収の呼びかけ
連載は続行するが当該作品は単行本に収めない
全国紙一紙の自社広告の一部を使って「お詫び」の掲載
社内研修会の開催
関西での懇親会開催
の6点を出版社側が提示して合意に至る。

掲載号を集英社に郵送すると、“記念品”として本誌のマークが入ったシャープペンシルが貰えた。回収を行った処置費用は約1億円、回収した部数は約8万部で、本社ビルの地下2階、3階が当該号で埋め尽くされた。

なお、その後作中では早見はしばらく登場しなくなり、後に他の学校の教諭として再登場し、用務員への職種変更はなかったものとされた。その事情は作中の登場人物によって「謎の転勤」と説明された。

引用元:「燃える!お兄さん」職業差別事件

改変コピペ

1990年第45号の「燃える!お兄さん」(佐藤正)が問題となった事件。

主人公国宝憲一の担任教諭、早見姿郎が仕事上の失敗から担任を外され同校の用務員をすることになり、それに対して憲一が「先生ではなく用務員になったのだから何をしても構わない」という理屈の元に、
「ただの働くおっさん」「先生じゃなきゃタダの人だからなにをいってもかまわない」「バカ職員」などと侮辱し、
その用務員の早見にやりたい放題し、さらにその用務員が過激な方法で反撃するという内容だった(結局、憲一が用務員にこき使われる立場のオチで終わる)。

この号が発売された直後、用務員が加入する労働組合(主に自治労)や読者から「用務員を馬鹿にしている」などの抗議が殺到した。自治労大阪府本部が
「学校用務員に対し、本コミックは全編において用務員の仕事と存在を否定しており、全国の用務員及びその家族に侮辱を与えている」と抗議し、作者の佐藤を外に連れ出して
1メートルの高さから地面に飛び降りるよう説得した。高さは1メートルずつ伸ばされ60メートルで骨折するまで続けられた。